・マトリョーシカ+テルミン=マトリョミン!

マトリョミンは自由
鍵盤もないシンプルすぎる形態は、1920年ロシアから寄せられた挑戦状でしょうか?
電波を放つアンテナに手をかざして弾く。鍵盤やフレットもないマトリョミンは自由。動作に敏感に反応するので制御は難しい。弾けば精神集中して「テルミン顔」になり、脳はクタクタです。だからこそ脳を活性化させ、認知症予防に有効と考えられています。
【手が1mm動けば1mm分だけ音の高さが変わる敏感な演奏特性】
電波を発するアンテナに手をかざすことで音の高さを変えて弾くのがマトリョミン。古典的な電子発振方式で、マトリョミンのベースになったテルミンはロシアで発明された世界最古の電子楽器。
人間が音の高さを感じる感覚は敏感。ほんの僅かな動作の違いが「天使の歌声」にも、「お化けが登場する時の音」にもしてしまう。これに着目し、1920年に発明したテルミン博士は紛れもない天才。

【触れずに奏でるマトリョミンを、触れて教える】
鍵盤やフレットといった音の高さの基準がないので、マトリョミン演奏は難しいとよく言われます。上手な人が近くにいれば、その人の手を借りればよい。
隣に座る生徒さんの手を取って、直接演奏動作に介入します。どんなに言葉を連ねても伝えられなかったピッチやビブラートの質感について直接伝えられます。こんなレッスンができるのもマトリョミンならでは。

【障がいを負っても、人生たのしく!】
私は脳卒中を患い、右半身に麻痺後遺症が残りました。社会の高齢化が進む中、障がいを負う人との共生は、これからの時代に求められることの一つかもしれません。
演奏家としては以前の様に弾けなくとも、楽器を奏でる喜びと共にいたい。仲間と楽しく奏で、人生を愉しみたいと存じています。
・演奏法
アンテナから放たれる電波に手をかざして、音の高さを変えて演奏します。鍵盤やフレットといった音の高さの基準となるものはありません。しかし最初にするのはチューニング。基準を定めてやる。これが重要です。
動画等をご覧になって、演奏のイメージはおおよそ掴んでいるでしょう。手をマトリョミンに近づけるほど音の高さは高く、遠ざけるほど低くなります。手をマトリョミンから遠ざけていって、音の高さが下がりきる状態のことを「ゼロポイント」と呼びます。ゼロポイントがマトリョミンから40cmくらいのところで現れるようにします。
マトリョミンの底部を触れることで電気的な「人体アース」を取ります。これを安定させておかないと、ピッチがグラグラ揺れます。Remote Pod(別売)を握ることでも人体アースが取れますが、マトリョミン底部に触れるのと同じように、できるだけ安定して握るのがポイントです。
演奏法動画について、抜粋でない、フルバージョンはこちら。 *サイト外部へのリンクです。
・各地のマトリョミン・トレーナー
音羽 久美子(おとわ・くみこ)
居住地域:埼玉
資格等
・認知症マトリョミン演奏サロン 認定トレーナー
・Aero Electro Matrioshka アンサンブルメンバー
・Information
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